保険・お金のコラム

S&P500の複利効果はいつから?複利がつくタイミングと実感できるまでの年数を試算

S&P500に連動する投資信託を積み立て始めたものの、「複利はいつ付くのか」「いつになったら増えている実感が持てるのか」と疑問に感じていませんか。銀行預金の利息のように入金の記録が残らないため、複利が働いているのか不安になる人は少なくありません。

結論からいえば、S&P500の投資信託に複利が付与される特定の日はありません。配当はファンドの中で自動的に再投資され、その成果は日々の基準価額に反映されています。効果をはっきり実感できるのは、積立開始から10〜15年が過ぎた頃です。

この記事では、複利の基本、S&P500で複利が働く仕組み、実感できるまでの年数の試算、分配金の時期、複利効果を高めるポイントと注意点を順に整理します。まずは下の表で要点を確認してください。

確認したいポイント 結論 詳細
S&P500の複利はいつ付く? 付与日はなく基準価額に日々反映される 配当はファンド内で自動的に再投資され、基準価額に日々織り込まれます。利息のように特定の日に入金される仕組みではありません。
複利効果を実感できるのはいつから? 目安は積立開始から10〜15年以降 年5%・月3万円の試算では、15年目に1年間の運用益が年間の積立額を上回ります。最初の数年は元本の積み上げが中心です。
分配金や配当はいつもらえる? 投資信託は分配金を出さない商品が主流 代表的な投資信託は分配金を出さず再投資に回しています。ETFは年2〜4回の分配金があり、受け取って使うと複利効果は弱まります。
複利効果を高めるには? 早く始めて長く続け、途中で売らない 期間を長く取る、再投資型を選ぶ、NISAで非課税にする、低コストの商品を選ぶ、途中で売却しない、の5点が基本です。

 

この記事でわかること

  • 複利と単利の違いと、時間の経過による差の広がり方
  • S&P500の投資信託で複利が働く仕組みと、反映されるタイミング
  • 利回り別・年数別の試算で見る、複利効果を実感できる時期
  • 投資信託とETFの分配金の違いと、複利効果への影響
  • 複利効果を高める5つのポイントと、期待しすぎないための注意点

 

長く積み立てを続けるために、家計と保険を整理しませんか

M.STOCKsでは、特定の保険会社に縛られないFPが家計の状況をうかがい、保障と貯蓄のバランスを一緒に考えます。相談は何度でも無料で、オンラインにも対応しています。

▶ 保険のお悩み無料相談はこちら

▶ 保険料シミュレーションはこちら

 

そもそも複利とは?単利との違い

S&P500の話に入る前に、複利そのものの仕組みを確認しておきます。複利を正しく理解していないと、「いつ付くのか」という疑問の答えも見えてきません。

複利は「利益が利益を生む」仕組み

複利とは、運用で得た利益を元本に加え、その合計額に対して次の利益が生まれる仕組みです。利益を受け取らずに運用に回し続けることで、元本そのものが年々大きくなっていきます。

これに対して単利は、最初の元本にだけ利益が付く仕組みです。100万円を年5%で運用した場合、単利では毎年5万円ずつ増えます。複利では1年目が5万円、2年目は105万円に対する5万2,500円というように、増える金額が毎年少しずつ大きくなります。

単利との差は時間とともに広がる

複利と単利の差は、最初の数年ではほとんど目立ちません。差がはっきり開くのは、10年、20年と時間が経過してからです。100万円を年5%で運用した場合の違いは次のとおりです。

経過年数 単利 複利 差額
10年後 150万円 約163万円 約13万円
20年後 200万円 約265万円 約65万円
30年後 250万円 約432万円 約182万円

 

10年後の差は約13万円ですが、30年後には約182万円まで広がります。複利の効果は直線ではなく、後半になるほど増え方が加速する曲線を描きます。「いつ実感できるのか」という疑問が生まれるのは、この前半の伸びの小ささが理由です。

「72の法則」で資産が2倍になる年数がわかる

複利で資産が2倍になるまでのおおよその年数は、「72÷利回り(%)」で求められます。これは「72の法則」と呼ばれる簡易的な計算方法です。

年3%なら約24年、年5%なら約14年、年7%なら約10年で2倍になる計算です。利回りが高いほど期間は短くなりますが、いずれの場合も年単位ではなく10年単位の時間が必要であることがわかります。

積立投資では複利の見え方が異なる

毎月一定額を積み立てる場合、元本は少しずつ増えていきます。最初に積み立てたお金には長い期間の複利が働きますが、最近積み立てたお金にはまだほとんど働いていません。

そのため、積立投資では一括で投資した場合よりも、複利の効果が表れるまでに時間がかかります。積立を始めて数年の段階で増え方が小さく見えるのは、運用がうまくいっていないからではなく、元本の大半がまだ運用を始めたばかりだからです。

S&P500の複利はいつ付く?投資信託の仕組み

ここからが本題です。S&P500に連動する投資信託では、複利は「ある日にまとめて付く」ものではなく、「日々の基準価額に含まれている」ものです。仕組みを順に見ていきます。

利息のように付与される日はない

銀行の定期預金では、決まった日に利息が入金され、通帳に記録されます。一方、投資信託には利息という考え方がなく、「複利分」として口座に何かが入金されることはありません。

投資信託の利益は、保有している口数に基準価額を掛けた評価額が、購入した金額を上回った分として表れます。証券会社の画面に表示される「評価損益」が、その時点までの運用の成果です。入金の記録がなくても、複利の効果はこの数字の中に含まれています。

配当はファンド内で再投資され基準価額に反映される

S&P500を構成する約500社の多くは、株主に配当を支払っています。投資信託はこの配当を受け取り、投資家に配らずにファンドの中で再び株式の購入に充てています。

再投資された配当は次の利益を生む元手となり、その成果は基準価額の上昇として日々反映されます。つまり、投資家が何も手続きをしなくても、ファンドの内部で複利の仕組みが自動的に働いています。これが、S&P500の投資信託における複利の正体です。

決算日と分配金の関係

投資信託には決算日があり、運用会社はその日に分配金を支払うかどうかを決めます。代表的な「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の決算は年1回ですが、設定以来、分配金を支払った実績はありません。

分配金を出さないのは、利益をファンド内に留めて再投資したほうが、長期の資産形成に有利だからです。決算日を迎えても口座に入金がないのは正常な状態であり、複利が働いていないわけではありません。

「再投資型」と「受取型」の違い

投資信託を購入する際、分配金の扱いを「再投資型」と「受取型」から選ぶ場合があります。再投資型は、分配金が出たときに自動で同じ投資信託を買い増す設定です。受取型は、分配金を現金で受け取ります。

分配金を出していない商品では、どちらを選んでも結果は変わりません。ただし、将来分配金が支払われる可能性に備えるなら、再投資型を選んでおくと複利の効果を保てます。NISA口座では、再投資による買い付けも年間の投資枠を使う点を覚えておきましょう。

複利の効果は評価損益で確認する

複利が働いているかどうかを確かめたいときは、証券会社の画面で評価額と取得金額の差である「評価損益」を見ます。この数字がプラスであれば、値上がり益と再投資された配当の成果が積み上がっています。

あわせて、基準価額の推移を確認する方法もあります。配当込みの指数に連動する投資信託では、配当の再投資分が基準価額に含まれています。数年前と現在の基準価額を比べると、保有しているだけで資産が増えてきた様子を確認できます。

毎月いくら積み立てられるか、家計から確認する

複利を生かすには、無理なく続けられる金額を知ることが出発点です。M.STOCKsのFPが、教育資金・住宅ローン・老後資金を含めたお金の全体像を一緒に整理します。

▶ 保険のお悩み無料相談はこちら

▶ 保険料シミュレーションはこちら

 

S&P500の複利効果を実感できるのはいつから?

仕組みがわかったところで、次は時期の問題です。月3万円を年5%で積み立てた場合を例に、複利の効果がいつ頃から目に見えるようになるのかを試算します。金額は毎月複利で計算した税引前の概算です。

経過年数 積立元本 資産額 運用益 運用益の割合
5年 180万円 約204万円 約24万円 約12%
10年 360万円 約466万円 約106万円 約23%
15年 540万円 約802万円 約262万円 約33%
20年 720万円 約1,233万円 約513万円 約42%
30年 1,080万円 約2,497万円 約1,417万円 約57%

 

最初の5年は元本の積み上げが中心

積立を始めて5年の時点では、資産額約204万円のうち運用益は約24万円です。資産の9割近くは自分で積み立てた元本であり、複利の効果を感じにくい時期です。

この段階で「思ったほど増えない」と感じてやめてしまう人がいますが、それは複利の性質によるものです。序盤は増やす時期ではなく、将来利益を生む元本を育てる時期だと考えましょう。

10〜15年で運用益の増え方が変わる

10年が経過すると運用益は約106万円となり、資産の約2割を占めるようになります。1年間に増える運用益も、5年目の約9万円から、10年目には約22万円へと拡大します。

さらに15年目には、1年間の運用益が約38万円となり、年間の積立額36万円を上回ります。自分で入れるお金よりも、運用で増えるお金のほうが多くなる転換点です。多くの人が複利の効果をはっきり実感できるのは、この頃です。

20年を超えると運用益が元本に近づく

20年後の運用益は約513万円で、資産の約4割に達します。26年目には運用益の累計が積立元本を上回り、30年後には資産の半分以上が運用益で占められます。

最初の10年で増えた運用益が約106万円だったのに対し、20年目から30年目の10年間では約900万円増えています。同じ10年でも、後半のほうが増える金額は格段に大きくなります。長く続けた人ほど複利の恩恵を受けられる理由がここにあります。

利回りによって実感できる時期は変わる

実感できる時期は、利回りによって前後します。利回りが高いほど転換点は早く訪れ、低いほど遅くなります。月3万円を積み立てた場合の目安は次のとおりです。

想定利回り(年率) 年間の運用益が年間積立額を超える時期 運用益の累計が元本を超える時期
3% 24年目 43年目
5% 15年目 26年目
7% 11年目 19年目

 

この時期は積立額を変えても変わりません。月1万円でも月5万円でも、利回りが同じであれば転換点は同じ年に訪れます。いずれの利回りでも、実感までには10年以上の時間が必要です。

一括投資と積立投資では実感の時期が違う

まとまった資金を一度に投資した場合は、初年度から元本全体に複利が働きます。100万円を年5%で運用すれば、1年目から約5万円の運用益が生まれるため、効果を早く感じやすくなります。

ただし、一括投資は購入した直後に相場が下がると、評価額が大きく減る可能性があります。積立投資は実感までに時間がかかる代わりに、購入時期が分散され、高値でまとめて買ってしまう事態を避けられます。どちらが適しているかは、手元の資金と値動きへの耐性によって変わります。

実際の値動きは一定ではない

ここまでの試算は、毎年同じ利回りで増え続けると仮定したものです。実際のS&P500は、大きく上がる年もあれば、下がる年もあります。

積立を始めた直後に下落が続けば、数年間は評価額が元本を下回ることもあります。反対に、上昇が続けば試算より早く効果を感じられます。試算はあくまで目安と捉え、短い期間の結果で判断しないことが大切です。

金融庁が公表している資料でも、国内外の株式と債券に分散して積立投資を行った場合、保有期間が5年では元本割れとなる例がある一方、20年では運用成果がプラスに収まったという過去の実績が示されています。期間を長く取るほど、結果のばらつきは小さくなる傾向があります。

S&P500の分配金・配当はいつもらえる?

「複利はいつ付くのか」という疑問の背景には、「分配金や配当はいつもらえるのか」という関心もあります。分配金の有無と時期は、投資信託かETFかによって異なります。

投資信託は分配金を出さない商品が主流

NISAのつみたて投資枠で購入できるS&P500連動の投資信託は、その多くが分配金を出していません。配当はファンド内で再投資され、基準価額の上昇という形で投資家に還元されます。

現金として受け取れるのは、投資信託を売却したときです。保有している間は入金がないため物足りなく感じるかもしれませんが、資産を増やす段階ではこの仕組みが最も効率的です。

ETFは年2〜4回の分配金がある

S&P500に連動するETF(上場投資信託)は、受け取った配当を分配金として投資家に支払います。米国に上場するETFは年4回、東京証券取引所に上場するETFは年2回の商品が一般的です。

S&P500の配当利回りは近年、年1%台で推移しています。分配金は定期的な収入になりますが、受け取るたびに課税され、再投資するには自分で買い付ける必要があります。NISA口座であっても、米国ETFの分配金には米国での課税が残ります。

複利効果を重視するなら分配金を出さない商品

資産を増やすことが目的であれば、分配金を出さずに自動で再投資する投資信託が適しています。手間がかからず、分配金への課税による目減りも避けられます。

一方、退職後に定期的な収入がほしい人にとっては、分配金を受け取れるETFに利点があります。資産を育てる時期と、使いながら運用する時期では、適した商品が異なります。自分が今どちらの段階にいるのかを基準に選びましょう。

「複利が付いていない」と感じたときの確認点

複利の効果が感じられないときは、まず積立を始めてからの期間を確認してください。数年以内であれば、効果が小さいのは自然なことです。

次に、購入した商品が分配金を出すタイプかどうか、分配金の扱いが受取型になっていないかを確かめます。受取型の場合は、再投資型に変更できるか金融機関の画面で確認しましょう。評価損益がマイナスの場合は、相場や為替の影響による一時的な状態である可能性があります。

固定費を見直して、積立に回すお金を作る

毎月の保険料は、見直しによって下がる場合があります。保険料の目安はシミュレーションですぐに確認でき、FPへの相談は何度でも無料です。

▶ 保険のお悩み無料相談はこちら

▶ 保険料シミュレーションはこちら

 

S&P500で複利効果を高める5つのポイント

複利の効果は、利回り、期間、元本の3つで決まります。利回りは自分で決められませんが、期間、元本、コスト、税金は自分の行動で変えられます。意識したいポイントは次の5つです。

できるだけ早く始めて長く続ける

複利の効果を最も大きく左右するのは時間です。先ほどの試算でも、20年間で約513万円だった運用益は、30年間では約1,417万円になりました。期間が1.5倍になると、運用益は約2.8倍に増えています。

積立額を増やすことが難しくても、始める時期を早めることはできます。少額であっても、早く始めた分だけ複利が働く時間を確保できます。

たとえば、25歳で始めた人と35歳で始めた人では、60歳時点での運用期間に10年の差があります。この10年は、複利の効果が最も大きくなる後半の10年にあたります。始める時期を先送りするほど、失われるのは増え方の大きい期間です。

分配金を再投資する商品を選ぶ

複利は、得た利益を再び運用に回すことで成り立ちます。分配金を受け取って使ってしまうと、その分は複利の対象から外れます。

資産を増やす段階では、分配金を出さない投資信託を選ぶか、分配金の扱いを再投資型に設定しておきましょう。毎月分配型のように頻繁に分配金を支払う商品は、複利の効果を得にくい仕組みです。

NISAで運用益を非課税にする

通常、投資信託の利益には約20%の税金がかかります。運用益が500万円であれば、約100万円が差し引かれる計算です。NISA口座であれば、この税金がかかりません。

NISAは非課税で保有できる期間に期限がなく、長期の複利運用と相性のよい制度です。制度の詳細は金融庁「NISA特設ウェブサイト」で確認できます。

信託報酬の低い商品を選ぶ

信託報酬は保有している間、毎日差し引かれる費用です。コストは利回りを確実に押し下げるため、複利の効果にも長期で影響します。

月3万円を30年間積み立てた場合、実質の利回りが年4.9%なら約2,451万円、年4.0%なら約2,082万円となり、約369万円の差が生じます。S&P500に連動する投資信託には信託報酬が年0.1%前後の商品が複数あるため、購入前に比較しておきましょう。

途中で売却しない

複利は、運用を続けている資産にしか働きません。途中で売却すると、その時点で複利の流れが途切れます。

特に避けたいのは、相場が下がったときに不安から売ってしまうことです。下落時に売却すると損失が確定し、その後の回復による利益も得られなくなります。積立を続けるかどうかは、相場ではなく、家計の状況や資金の使い道で判断することが大切です。

複利効果を期待するうえでの注意点

複利は資産形成の強い味方ですが、万能ではありません。試算の数字だけを見て期待を膨らませると、実際の値動きに戸惑うことになります。注意点を5つ確認しておきましょう。

マイナスの年には複利が逆に働く

複利は、プラスの年だけでなくマイナスの年にも作用します。100万円が20%下落して80万円になった場合、翌年に20%上昇しても96万円にしか戻りません。

50%下落した資産が元の水準に戻るには、100%の上昇が必要です。資産が大きくなるほど、下落したときに減る金額も大きくなります。運用期間の後半ほど、値動きによる金額の変動が大きくなることを理解しておきましょう。

為替の影響を受ける

S&P500は米ドル建ての指数です。日本から投資信託で購入する場合、基準価額は株価の動きに加えて、ドル円の為替レートの影響を受けます。

円安が進めば円換算の資産額は増え、円高が進めば減ります。米国の株価が上がっていても、同時に円高が進めば、円での評価額は伸びないことがあります。試算どおりに増えない要因の一つとして知っておく必要があります。

過去の利回りが続くとは限らない

S&P500は長期では高い成長を続けてきましたが、将来も同じ利回りが得られる保証はありません。2000年代には、10年間でほとんど上昇しなかった時期もありました。

将来の計画を立てる際は、高い利回りを前提にせず、年3〜5%程度の控えめな数字で試算しておくと安心です。想定より増えれば余裕が生まれ、下回った場合でも計画が崩れにくくなります。

使う時期が近いお金には向かない

複利の効果を得るには10年以上の時間が必要です。数年以内に使う予定のあるお金は、複利の効果が小さいうえに、値下がりの影響を受けやすくなります。

住宅購入の頭金や、数年後の教育費などは、預貯金のように元本が減らない方法で準備するのが基本です。S&P500の積立は、当面使う予定のない余裕資金で行いましょう。

評価額を頻繁に確認しすぎない

複利の効果は、日々の値動きの中では見えません。毎日評価額を確認していると、小さな下落が気になり、売却したくなる場面が増えます。

確認の頻度は、半年や1年に1回程度で十分です。積立の設定を済ませたら、あとは自動で買い付けが進みます。相場を見ない時間を長く取ることが、結果として複利を生かすことにつながります。

積立を途中で止めないための備え、足りていますか

病気やケガ、万一のときの保障が不足していると、運用中の資産を取り崩すことになりかねません。FPが第三者の立場で現状を確認します。強引な勧誘はありません。

▶ 保険のお悩み無料相談はこちら

▶ 保険料シミュレーションはこちら

 

複利を生かすために整えたい家計の土台

複利の効果を得られるかどうかは、10年、20年と積立を続けられるかにかかっています。その継続を支えるのが、家計と保障という土台です。

積立を止めないための生活防衛資金

急な出費や収入の減少があったとき、手元の資金が不足していると、投資信託を売却せざるを得なくなります。生活費の3か月分から1年分を預貯金で確保しておくと、積立を続けやすくなります。

病気やケガで働けなくなった場合の備えも重要です。公的な保障や勤務先の制度でまかなえる範囲を確認し、不足する部分を民間の保険で補っておくと、万一のときにも運用中の資産を取り崩さずに済みます。

固定費の見直しで積立額を増やす

複利の効果は元本が大きいほど高まります。収入を増やすことは簡単ではありませんが、固定費を見直せば、家計の負担を増やさずに積立額を増やせます。

たとえば、通信費や保険料の見直しで月5,000円の余裕が生まれたとします。これを年5%で30年間積み立てると、元本180万円に対して資産額は約416万円になります。小さな見直しでも、時間をかければ大きな差になります。

M.STOCKsで相談できること

M.STOCKsは、特定の保険会社に縛られないFP経営の保険代理店です。家計の状況と将来の希望をうかがったうえで、必要な保障を整理し、保険料と貯蓄のバランスを一緒に考えます。

教育資金、住宅ローン、老後資金といったお金の全体像を踏まえて相談でき、相談は何度でも無料です。オンラインにも対応しており、現状を知りたいだけという段階でも利用できます。なお、個別の投資信託の売買に関する助言は行っていません。

まとめ

S&P500に連動する投資信託には、複利が付与される特定の日はありません。配当はファンド内で自動的に再投資され、その成果は日々の基準価額に反映されています。

複利の効果を実感できる時期の目安は、積立開始から10〜15年以降です。年5%の試算では、15年目に1年間の運用益が年間の積立額を上回り、26年目に運用益の累計が元本を超えます。

効果を高めるには、早く始めて長く続けること、分配金を再投資すること、NISAを利用すること、コストの低い商品を選ぶこと、途中で売却しないことが基本です。一方で、下落や為替の影響を受けること、過去の利回りが続くとは限らないことも理解しておく必要があります。

複利を味方にできるかどうかは、長く続けられる環境を整えられるかで決まります。まずは家計と保障の現状を確認し、無理のない積立額を把握するところから始めてみてください。

家計と保険の相談は、M.STOCKsへ

家計と将来の希望をうかがい、必要な保障と保険料のバランスを一緒に考えます。相談は何度でも無料、オンラインにも対応しています。保険料の目安を知りたい方はシミュレーションもご利用ください。

▶ 保険のお悩み無料相談はこちら

▶ 保険料シミュレーションはこちら

 

※本記事は2026年10月時点の情報をもとに作成しています。試算は一定の利回りを仮定した概算であり、将来の運用成果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入を推奨するものではなく、投資の最終判断はご自身で行ってください。